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虚空の果てに白く浮かんで佇む二人の前に
硬く閉じてしまった産道を開いていくのは微熱にも似た悪熱だろうか

震えるような光の中でわかちあうのを戸惑う前に
その長身の針は正午を越える
時を刻んだ響きの中で流れた命を失う前に

その時計の針は正午を越えた
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